後付け型オフセット印刷機用 LED-UV照射システム
現在の印刷業界を取り巻く環境は年々厳しさをましており、その状況に対応するためにこの数年で高感度
UVインクを使用した商業印刷が急速に広まっております。
導入される背景には価格及び納期の競争力を持たせ、また紙以外のメディアに印刷できることによる仕事
の幅を広げるなど、仕事の受注体制を確保する対策として導入が進み今後必要な設備になると思われます。
ただ新規のUV印刷機を導入するとなると多大な資金が必要となりこれからの印刷業界の動向を考えるとリ
スクの高い投資となります。
そこで既存の油性印刷機をUV印刷機にリニューアルできる機器として後付け型 LED-UV 照射装置
「Dry-G」のご紹介です。
製品はLED-UVランプ、冷却用チラー、LED-UVランプ制御装置、タッチパネル式モニターの4点で構成され、
低コストでの導入が可能となりました。また、菊判裁機以上の国内外印刷機に取付が可能です。(要確認)
Dry−Gシリーズの特徴
● 波長選択:365nm,385nm,405nm
● 驚異的な乾燥力(積算光量300,000ジュール)
● 熱、オゾンが発生しない:排気ブロアー、ダクト不要
● 紙幅に対応した点灯制御(20mmピッチで制御可能)
● 多種、多様な印刷機に対応(400mm~2400mm)
● 省スペース:電源・コントロールBOX、チラー装置のみ
● ランプの長寿命:15,000時間以上
● LEDランプで瞬時点灯・消灯など省電力
LED-UV導入メリット
● 環境負荷軽減:ノンVOC印刷(LED-UVインキ)
● ノンパウダー印刷:裏移り、ブロッキングトラブルの減少、刷り直しやクレーム処理費が減少する
● 印刷納期の短縮化
● ドンテン印刷ができるので刷版コストの削減ができる
● ブランケット洗浄布の使用量減少
● インキの表面強度が油性インクより高く擦り傷や汚れが減少するので予備紙枚数の削減が期待できる
● 多様な原反への印刷:合成紙やマット紙、アルミ蒸着紙や塩ビ、PP、PET、レンチキュラーなどの非吸収原に印刷可能
印刷オペレーターの作業負担軽減
● パウダーによる印刷トラブルが無い為他作業に注力できる
● 印刷機周辺の清掃が必要なく常に綺麗な環境で作業できる
● 排紙の棒積が可能で板取りやスノコ取作業が無なり作業時間と体力疲労を軽減できる
● インキの皮張りが起こらないので壺の洗浄回数及び洗浄時間を減らせる
● ドンテン印刷時での印刷セットアップ作業の軽減
● オペレーターから「もう油性インキには戻れない」との声あり